月謝8,000円と10,000円の英会話教室なら、8,000円のほうが安い。当たり前のようですが、実際にはそうとも限りません。入会金や教材費、年会費などが別に必要なら、初年度にかかる金額は変わります。子ども英会話の費用を比べるなら、月謝だけでなく「結局いくらくらいかかるのか」を見ておきたいところです。
月謝は費用の一部
英会話教室の料金で、まず目に入るのは月謝です。でも、入会するときに入会金や教材費が必要だったり、年会費や管理費が別に設定されていたりすることもあります。
そのため、月謝が安く見えても、年間で考えると別の教室とそれほど変わらないこともあります。逆に、月謝は少し高くても、それ以外の費用が少なければ、結果的には負担が軽いかもしれません。
まずは「月謝に何が含まれているのか」を確認してみましょう。
初年度と2年目以降は分けて考える
とくに分かりにくいのが、入会した年と2年目以降の違いです。
初年度には入会金や最初の教材費がかかり、2年目からは不要になることがあります。一方で、毎年教材を買い替えたり、年会費が必要だったりする教室もあります。
費用を整理するときは、「入会時」「毎月」「毎年・更新時」くらいに分けると分かりやすくなります。初年度だけの費用なのか、毎年かかるものなのかが見えるだけでも、かなり比較しやすくなります。
同じ月謝でも、通える回数や時間は違う
月謝だけでなく、どのくらいレッスンを受けられるのかも見ておきたいところです。
同じ月1万円でも、月2回と月4回では条件が違います。1回40分なのか、60分なのかでも変わります。
だからといって、「1分あたり○円」で安い教室を選べばいいわけでもありません。子どもとの相性やクラス人数、授業の進め方など、料金表だけでは分からないことも多いからです。
金額だけで順位をつけるより、「この金額でどんな条件なのか」を一緒に見るほうが、実際の教室選びには役立ちます。
書いていない費用は0円ではない
料金ページに教材費の記載がなければ、「教材費はかからないのかな」と思いますよね。でも、Webサイトに書かれていないからといって、無料とは限りません。
入会時に案内される場合もありますし、年齢やコースによって違う場合もあります。
三鷹周辺の英会話教室を実際に調べてみても、すべての教室で同じ費用項目を確認できたわけではありませんでした。月謝や入会金が分かっても、教材費まで含めた初年度の総額を同じ条件で計算できない教室があります。
だから、分からない金額を0円として計算するのではなく、「要確認」のまま残しておくほうがいいでしょう。情報が少ない教室ほど安く見える比較になってしまったら、あまり意味がありません。
無理に総費用を調べなくてもいい
すべての費用を合計して比較できれば便利ですが、実際にはそこまで情報がそろわないこともあります。
そんなときは、無理に総額を調べなくてもいいと思います。
「月謝は分かる」「入会金も分かる」「教材費は要確認」と整理するだけでも、教室へ何を聞けばいいのか分かります。
月謝が安いかどうかより、自分の家庭では年間どのくらいの負担になりそうか。そのくらいの見方で十分です。
大手英会話教室でも、初年度にかかる費用はけっこう違う
実際に大手の子ども英会話教室を見てみると、月謝以外に必要な費用はかなり違います。小学生向けの代表的なコースを例に、公開されている料金から初年度の費用をざっくり整理してみました。
| 教室 | 月謝 | 月謝以外の主な費用 | 初年度の目安 |
|---|---|---|---|
| ECCジュニア | 6,600円 | 入学金 5,500円 教材費 19,910円 検定料 2,200円 |
約10万6,810円 |
| BE studio | 11,770円 | 入会金 11,000円 教材費 20,980円 年会費 6,600円 |
約17万9,820円 |
| シェーン英会話 | 11,550円 | 入学金 22,000円 スクール管理費 1,980円/月 教材費は別途 |
約18万4,360円+教材費 |
※料金は確認時点の公開情報をもとにした目安です。年齢、コース、教室、キャンペーンなどによって変わる場合があります。
こうして見ると、月謝だけでは実際の負担が分かりにくいことが分かります。教材費まで金額が公開されている教室もあれば、別途必要とされていて、Webサイトだけでは初年度の総額を出せない教室もあります。
大切なのは、この表で「どこが一番安いか」を決めることではありません。月謝以外に何が加わるのかを確認するための例として見ると分かりやすいでしょう。
入会前に確認しておきたいこと
候補の教室が決まったら、次のような項目を聞いておくと比較しやすくなります。
- 入会時に必要な費用
- 月謝以外に毎月かかる費用
- 教材費や年会費など、毎年かかる費用
- 教材を買い替える時期
- 月のレッスン回数と1回の時間
- 休会中にも費用がかかるか
月謝は教室選びの分かりやすい入口です。でも、それだけで「安い・高い」を決める必要はありません。
初年度に必要なお金、通い続ける間の費用、レッスンの回数。そして分からないところは、そのまま教室に聞いてみる。少し手間はかかりますが、そのほうが「思ったよりお金がかかった」ということは減らせるはずです。